NEWSページの過去ログ 2021年7月
梅雨が明けた途端に暑い夏がやってきました。四万温泉周辺の気候ですが、日中はさすがに気温が上がるものの、朝夕などはたいへん涼しくて過ごし易い気候となっております。写真はそんな朝のひとコマです。今朝7時半頃にゆずりは荘の傍らに立つ背の高い針葉樹の上で良く通る涼しげな声で鳴くオオルリの雄を見かけました。一応撮ってみましたが、相手は辺りで一番高い木のてっぺんです。被写体が小さい上にかなりの距離があるので望遠で撮ったものを大胆にトリミングしてようやくこの程度に仕上げました。とりあえずオオルリが鳴いている様子をご確認いただければということでアップしてみましたが、いかがでしょうか?
代表的な高原の夏鳥として知られるオオルリ。特に雄は頭から背中にかけての美しい瑠璃色が特徴なのですが、この個体はこちらを向いて鳴いていた為にブルーがあまり目立たないアングルとなってしまいました。近くに降りてくれればなどと思うのですが野鳥ですのでこちらのオーダー通りにはいかないですね。
前回に引き続き野反湖の話題で恐縮です。野反湖周辺はレンゲツツジの季節から緩やかにノゾリキスゲ(ゼンテイカ=ニッコウキスゲ)の季節へとシフトしている最中です。他の山野草たちも種類が多く、特にコマクサやベニサラサドウダンなどは小さい花ながらしっかりとその存在をアピールしています。
野反湖の入口、野反峠(富士見峠)から八間山への登山道を少し登るとコマクサの群生地への分岐になります。分岐より少し進むとガレ場の斜面に張られたロープによって保護された高山植物の女王・コマクサの可憐な姿を楽しむことができます。土壌成分の具合でしょうか?ここのコマクサは色が濃いようにも感じられますが、このビビッドさも一興ですね。今しばらくは楽しめそうですので、四万温泉へのご旅行の際に是非一度足を延ばしてみませんか?