ここ一月ほどの間に冬鳥の姿を目にする機会が多くなりました。半年振りのジョウビタキやシメ、ウソやツグミ、アトリ、カシラダカなどの旅鳥の姿を見かける度に、徐々に冬本番へとシフトして行く季節の移ろいを感じます。
写真はアトリです。ユーラシア大陸の北部で夏に繁殖し、日本へは秋から初冬にかけてシベリア経由で渡って来るそうですが、我々からみると十分に寒く感じる今の季節の日本でも、彼らにとっては温かな越冬地なんですね。なんだか不思議な感覚です。通常は群れを成して行動するのですが、集団でチュンチュンと野山を飛び回るその様から、一瞬「雀かな?」と勘違いしそうになります。よくよく見るとカラーリングの違いから雀ではないことが分かるのですが。
さて、すっかり葉が落ちた四万温泉界隈は野鳥観察には最適の季節になっております。温かい温泉と共に周囲の自然環境もお楽しみ下さいね。
暦の上では既に冬となっておりますが、今日の四万温泉は小春日和のいいお天気。放射冷却の影響で朝の冷え込みは大変厳しいものがありましたが、日中はお日様のお陰で温かく感じます。
紅葉シーズンとしてはそろそろ終盤に差し掛かっており、周囲の山々を見るとだいぶ葉を落とした木々も目立つようになりましたが、まだまだ綺麗な色を見せているところも多く、今日の写真はそんな場所の一つ、四万川ダム直下にある日向見公園周辺の紅葉をアップしてみました。先ほど(2020年11月13日・正午頃)撮影したものですが、秋の空に良く映える赤系の紅葉が鮮やかですね。
四万温泉の秋を余すところなくお楽しみ頂ければ幸いです。
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