
先週き引き続き鳥の写真です。11月も終盤になり、色付いていた葉が落ちて野鳥たちの観察が容易になってまいりました。
写真は一昨日の昼に四万ゆずりは荘裏で撮影したガビチョウです。以前も記しましたが、ガビチョウは正確には野鳥と分類するべきではないとのこと。元々は中国南部から東南アジアにかけて棲息していた鳥ですが、日本にはペットとして輸入されました。それがカゴ抜けや飼育放棄による放鳥の末に繁殖し、すっかり定着してしまった種類の鳥です。彼等にしてみれば人間の都合で生息域を変えられたという側面もあり、一概に害鳥扱いするのは如何なものなのかとも思いますが、大音量のさえずりと農作物への食害の所為であまり歓迎はされていないようですね。逞しく四万の山奥にまで姿を現すこの鳥を見る度に、なんだか複雑な気持ちにさせられます。